生理前のイライラ、その根本原因とホルモンバランスの関係

生理前のイライラ、その根本原因について

イライラの原因を探る女性

生理前にイライラするのは、生理前に女性ホルモンのホルモンバランスが乱れてしまうから。

ではなぜ、女性ホルモンのバランスが乱れてしまったら、イライラした気持ちになるのでしょう?

ここらへんの根本的な原因が分かっていれば、普段の生活の中でも、自分なりにその対処方法を考えることもできますし、

インターネット上の誤った情報にも振り回されることがなくなります。

生理前のイライラと自律神経 ~そもそも自律神経ってなに?~

女性ホルモンを管理する自律神経

生理前のイライラは、あなたの自律神経と深い関わりがあります。

なのでここでは、自律神経について簡単に説明してみたいと思います。

私たちは普段の生活の中では、いかなる行動も、自分の意思に従って行っています。

会社へ行くために足を動かして歩く。食事をするために手を動かしてお箸やフォークを操る。

これらの行動は全て、私たちが意識をして行っているものに他なりません。

では、私たち人間が生きて行く上で大変重要な身体の中の臓器(心臓や胃腸などの臓器)は、私たちが意識して動かすことはできるでしょうか?

できませんよね。

私たち人間の臓器、例えば心臓なら、個人が意識しなくても、その鼓動が速くなるってことってありますよね。

これは自律神経がそうさせているに他なりません。

この他にも、暑い時に汗をかいたり、緊張したときに赤面したりするのも、全て自律神経がそうさせているのです。

そして、そんな自律神経には2種類の経路があり、一つは『交感神経』、そしてもう一つは『副交感神経』と言います。

 交感神経

主に昼間、脳が活発に活動しているときに働くのが交感神経です。

具体的には、緊張しているときやストレスを感じているときに働きます。

会社勤めの方などは、普通に仕事をしている積りでも、顧客との対応や同僚、上司とのやり取りなどで、少なからず(あるいは多大に)これら緊張やストレスを感じています。(もちろん自営業や主婦の方にも同じようなことが言えるでしょう。)

そんな時に活発に働くのが交感神経というわけです。

 副交感神経

交感神経が昼間なら、副交感神経は “夜” というイメージです。つまり私たちが眠っているときに働くものだと理解してもいいでしょう?

寝ているときに何がどう働くの? と疑問を持たれる方も多いと思いますが、睡眠をとることで人は疲れを回復させますよね。

疲れを回復することも、それは自然現象でもなんでもなくて、それは副交感神経の働きだったりもするわけです。疲れを回復するという言い方よりは、身体を修復すると考えた方が理解しやすいかもしれませんね。

これら交感神経と副交感神経は、身体が健康な状態では、それぞれ絶妙のバランスを保って生理機能を営んでいるのです。

さて、ではこれらの自律神経と生理前のイライラは、どこでどう結びつくのでしょう?

いよいよ本題に入ります。

女性ホルモンと自律神経の関係

女性ホルモン

生理前のイライラが、生理前の女性ホルモンの分泌バランスの乱れからくるものだと言う認識は、みなさん既にお持ちのことだと思いますが、

それではなぜ、女性ホルモンの分泌バランスが乱れるとイライラしたりモヤモヤしたりする精神状態に陥るのでしょうか?

それは、女性ホルモンというのは、脳からの指令で分泌されているものだからです。

エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という二つの女性ホルモンは、大脳の視床下部→脳下垂体、そして卵巣というふうに指令を出されて分泌します。

つまり女性ホルモンの分泌は、大脳にある視床下部という場所がコントロールしているということになります。

一方で、先の項でもご説明した自律神経(交感神経・副交感神経)も、大脳の視床下部によってコントロールされているのです。

つまり、生理前に女性ホルモンの分泌バランスが乱れてしまうと、それをコントロールしていた視床下部が、

『あれ? おかしいな・・・』

と考え込んでしまい(あくまで例えですが)、今まで行っていた規則的な仕事に乱れが生じてしまうのです。

視床下部は自律神経もコントロールしていましたから、その仕事にも悪影響が出てしまい、そうなると、身体が健康な時にキープできていた、交感神経と副交感神経のバランスまで乱れてしまうという事態に陥ってしまうのです。

先の項で、交感神経は緊張しているときやストレスを感じているときに働くと書きましたが、自律神経のバランスが崩れてしまうと、必要もないのに極度の緊張状態に陥ってしまったり、意味もなく多大なストレスを感じてしまうなど、身体の不調を呈してしまいます。

交感神経が圧倒的優位な状態に襲ってくる、極度の緊張状態、そして多大なストレス。これこそが、生理前のイライラの根本的な正体なのです。