血流とイライラの関係

冷え性に悩む女性

さて今回は、血行とイライラの関係について見ていきたいと思います。

女性の場合、血行というのはいろんな場面で問題になってくると思うのですが、その一番手として思いつくのは「冷え」ではないでしょうか?

血行不良による冷えでお悩みの女性の方は数多くいらしゃると思いますが、血行不良による冷えは、イライラとは直接結びつきにくいのですが、その延長線上として、イライラに結びついてしまうケースもありますので注意しておきたいものです。

女性特有の「冷え」がイライラに結びつくまで

女性が冷え症の悩みを抱えるケースは多くありますが、それではなぜ、女性は冷え症になりやすいのでしょうか? まずはその原因から。

女性が冷え症になりやすい理由

女性が冷え症になりやすい原因はズバリ、筋肉の絶対量が男性より少ないということです。

女性の筋肉量まあ最近ではマッチョな女性も増えてきてはいるものの、やはり平均的な数値をみれば、女性は男性よりも筋肉量は少ないものです。

女性は普通でも男性よりも少ない筋肉量なのに、それに輪をかけて、運動らしい運動を全く行っていなかったり、移動の手段をすべて車などにたよってしまっていては、少ない筋肉量がさらに減ってしまう原因になるのです。

ではどうして筋肉の量が少ないと冷え症になりやすいのかといえば、それは、筋肉自体が血液を流す「ポンプ」の役割をになっているからです。

筋肉の収縮によって血液を流すこの「筋ポンプ」作用は、血液をカラダの隅々にまで届けてくれるのですが、筋肉の量が少ないと、血液の流れ、つまり血行がどうしても悪くなってしまうのです。

血液が足の先まで行きにくい環境下では、それは足先の冷えとなって女性を苦しめる原因の一つになってしまいます。

足先の冷えが肩こり、首こりを誘発すると・・・

足先が冷えるのと同じメカニズムで、肩こり、首こりが発生することもあります。

原因は同じメカニズム、つまり「血行不良」です。

首コリに悩む女性血行が悪くなってカラダが冷えると、筋肉まで硬くなってしまいます。特に寒い冬になると肩こり、首こりがひどくなるという方は、血行不良の影響を受けている可能性が高くなります。

そして、肩の周辺や首まわりの筋肉が硬くなってしまうと、そこから上、つまり頭に通じる血液の道も、なかなかうまく通じなくなる心配が出てくるのです。

何せ、血流が頭へ行くには、肩や首、このポイントを通らない限り、他の抜け道はないわけですから。

肩周辺や首まわりの血行が悪くなることで生じる、首から上の血行不良。これこそが冷えがイライラを招く最大のポイントと考えられます。

首から上の血行不良と自律神経

首から上の血行不良といっても、一番大きなダメージを受けるのはやはり「脳」です。

血流は酸素や栄養素を脳のさまざまな細胞へと送り届けるわけですから、ここへの血行が悪くなってしまうと、当然脳も疲れてきます。

脳のイメージ脳が疲れるくらいなら、しっかりと睡眠をとってリフレッシュさえすれば、また元の状態に戻ってくれるのですが、これが慢性的な血行不良になると、脳が疲れるだけではなく、脳の中にある視床下部というところがコントロールしている「自律神経」にまで悪影響を与えてしまいます。

脳への血行不良によって自律神経が悪影響を受けてしまうと、自律神経がコントロールしている「交感神経」と「副交感神経」のバランスも崩れてしまいます。

このバランスが崩れて、交感神経が優位な状態が続いてしまうと、イライラとした気持ちが顔をのぞかせてしまうことになるのです。

自律神経とイライラの仕組みについては、こちらのページで詳しく解説しています。

こちら ⇒ 生理前のイライラ、その根本原因とホルモンバランスの関係

血行を良くしてイライラを退治!

このように「冷え」に象徴される血行不良は、ややもすれば自律神経にも悪影響を与えかねない重大な疾患といえるでしょう。

血行不良の改善は、さまざまなサイトで紹介されていると思いますので、ここでは詳しい記述は省いておきますが、重要なポイントについて少しご紹介しておきます。

血行不良の改善には大きく分けて三つの方法があります。

運動

筋肉トレーニングとはいかないまでも、常日ごろからカラダを動かすことは筋肉量の維持につながるどころか、少しずつでも筋肉がカラダについてくるサポートにもなります。

休みの日に時間があれば、ウォーキングやジョギングなどの軽い有酸素運動は、足の筋肉だけではなく、上半身の筋肉量の維持や増強にも効果的です。

また、移動手段もできるだけ足を使うようにして、階段があれば一日一度は上ってみるなど、自分なりのルールを作ってみてはいかがでしょう。

食事

食事についても、ショウガやニンニクなど、カラダを温める食材を食べることは有効ですが、基本的な食習慣が抜け落ちていれば単発的な食事療法も不完全なものになってしまいます。

特に、体重が増えることを嫌って主食を食べない女性の方も多いと思いますが、ご飯やパン、めん類の炭水化物はカラダの大切なエネルギー源です。

エネルギーがなければ、どんなにカラダが温まる食事を食べてもあまり効果は期待できません。

炭水化物の食べ過ぎは肥満に繋がりますが、ダイエット目的で全く食べないというのは、血行不良改善の観点から言えば、決して良いことではありません。

睡眠

睡眠が冷え性対策? って思う方もいるかもしれませんが、言ってみれば睡眠はあらゆる健康の源と言ってもいいかもしれません。

具体的に言うと、寝ている間は血管が拡がりますので、寝ている間は血の流れはすこぶる良いということになります。

しかし、睡眠不足の状態が続いてしまうと血管が縮まってしまって血行不良を招いてしまうばかりか、血管が硬くなってさらなる血行不良、さらには動脈硬化の危険性だってあるのです。

 

以上三つの血行不良改善対策を見てきましたが、血行不良の改善に、特別な対策を講じるのもいいですが、まずはしっかり寝て、栄養バランスのとれた食事をしっかり摂る、といった規則正しい生活を送ることが、血行を良くする基本だと肝に銘じておいてくださいね。